2012年間行事
M A R U M I C H I - E V E N T - G U I D E

月。日中の日差しや風に春を感じることも多くなってきます。今年の桜はどうでしょうか。入学、就職など、新生活の準備も始まります。春.....なにかワクワクしますね。


3月のデータ:平均気温8.5度、平均降水量 99.5mm

3月の行事


  • 3 月 3 日 --------- 桃の節句
  • 3 月 6 日 --------- 啓蟄
  • 3 月 8 日 --------- ミモザの日
  • 3 月 10 日 -------- ミントの日
  • 3 月 14 日 -------- ホワイト・デー
  • 3 月 17日 --------- 彼岸入り
  • 3 月 20 日 -------- 春分の日
  • 3 月 23 日 -------- 彼岸明け
  • 3 月 27 日 -------- サクラの日
     
雛祭りについて - ちょっとお勉強してみましょう。
3月3日のひなまつりは、女児の節句、上巳の節句とも弥生の節句とも呼ばれています。3月初めの巳(み)の日に行われた、中国の上巳(じょうし)という不浄をはらう行事が起源。人形(ひとがた)で身体を撫でて、それを水に流して汚れを清めたといわれています。 起源は古く平安時代で当時の書物に美しい小さい男女の人形を持って遊ぶのを「ひいなあそび」と呼んでいます。
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上巳の節句というのは、旧暦の3月3日が十二支の上の巳の日なのでなのでこう呼んだもので、この節句には紙で人形を作りこの「ひとがた」で体をなでて身のけがれをそれに負わせ海や川に「はらえ」という習慣のあったことが源氏物語や栄華物語にも書かれています。この厄払いの身代り人形がのちに雛人形となり雛祭りとなりました。「ひし餅」が飾られるようになったのはインド仏典の説話にならったものとされています。
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昔インドのある川に橋を掛ける工事が行われていました。度重なる洪水で工事は捗らずそれは川底に住む竜の怒りということで、竜を鎮めるために女児を犠牲ととて捧げなければなれませんでした。竜の使いとして子供を選んだのは天狗でした。その年も川は荒れ天狗は女児を捜し見つけましたが、その女児はすでに7人の娘を竜に捧げたある農夫の末娘でした。農夫は天狗に懇願し替わりに子供と同じ味がするといわれる菱の実を差しだしました。その後川は静まりそれ以降人々は菱の実を捧げるようにしました。菱餅を雛祭り飾るのは子供の命を救ってくれた菱の実に感謝することからきているとされています。
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よもぎの緑と桃や紅花で色付けした赤、そして白の三色は健康と魔除と清浄を表していますが、古くは赤には竜に捧げられ犠牲となった女児の血を意味しているともいわれています。 一説には、ひな祭りが3月3日の行事に定着したのは、5代将軍徳川綱吉の時代だったとも。 ひな祭りが盛んになると、雛の館、皿、箸、台などの調度のほかに、雛あられ、桃の花などが供えられ、女の子の幸せを祈るようになりました。
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彼岸について - ちょっとお勉強してみましょう。
お彼岸 お彼岸とは、春は春分の日を中日として前後3日間、秋は9月秋分の日を中日として前後3日間の それぞれ、計7日間を「彼岸」と呼んでいます。 「彼岸」と言う言葉は仏教用語の「波羅蜜多(パラミーター)」に由来し、「彼の岸へ到達する」と言う意味です。 「彼の岸」とは苦悩や煩悩を超えた悟りの世界を意味します。 これに対し、私たちの世界は苦悩や煩悩に満ちた世界で「此岸(しがん)」と呼ばれています。 この「彼岸」と「此岸」の間には108の煩悩の川が流れており、この煩悩を捨て去る事ができた時、 「彼岸」に辿り着くことができると言われております。
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このような意味合いから、お彼岸には一般的にお墓参りなどご先祖の供養が行われます。 したがってそれぞれの彼岸の中日である春分の日は「自然をたたえ、生き物をいつくしむ日」 秋分の日は「先祖をうやまい、亡き人を偲ぶ日」として国民の祝日に定められています。 また、よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、きびしい季節から心地よい季節への変わり目の 意味がありますが、実際にはお彼岸から気候ががらりと変わることはありません。
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では、なぜこの言葉が使われるのでしょうか? これはある意味でけじめをつけるという意味があると言われております。 「今度はこれをやってみよう」と思ってもなかなか実行できないなど、気にとめながら 先送りにしてしまっていることが誰にもあることだと思います。 物事にはすべてけじめがありますし、わたしたちの生活にはけじめ・区切りをはっきりさせなくては いけないことがあります。 お彼岸は広い意味では先祖様のご供養を実践する日であり、また、人生や生活のけじめ・区切りを 見直し、しっかりと受け止め実践すると言う意味があるのではないのでしょうか。

2月