2012年間行事
M A R U M I C H I - E V E N T - G U I D E

月。寒さもきわまり、肩をすぼめて歩くことも多くなりますが、ふと見上げれば梅のつぼみも目にし始める頃。花たちは、もう春の準備に大忙しです。今年、大きく実るためにも、大切な時期でしょう。人間の生活も似ていますかね。


2月のデータ:平均気温4.8度、平均降水量 65mm

2月の行事

  • 2 月 3 日 --------- 節分
  • 2 月 4 日 --------- 立春
  • 2 月 11 日 -------- 建国記念の日
  • 2 月 14 日 -------- バレンタインデー
  • 2 月 19 日 -------- 雨水
節分について - ちょっとお勉強してみましょう。
節分とは、もともと季節の節目を指す分かれ目のことでした。長い冬が終わりを告げ、生命の息吹が感じられる春となる。まさしくその瞬間のことを示しました。春の始まりのことを立春といいますが、節分はその前日にあたります。今の暦では2月3日が節分ですが、昔の暦(旧暦)では立春を1年の始まりとしていたので、節分は大晦日にあたりました。大晦日は鬼門が発生する日、節分は翌日からの新しい1年を迎える大切な日だったのです。
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節分行事はもともと「追難(ついな)」という宮廷で行われていた儀式が民間に伝わったという説があります。九世紀の中ごろ、宮廷儀式として行われていたころには追難は「鬼門」封じの為に行われ、目に見えない悪霊を追い払うためのものでした。この儀式で鬼を追い払う役は「方相師」と呼ばれ、恐ろしい面 をつけて矛と盾で不吉な鬼を追い払うのです。当時は方相師の前に目に見える対象がなかったのですが、いつの間にか鬼の討伐隊長であった方相師が鬼に格下げされてしまいました。どうやらこれが現在の節分行事の鬼のルーツのようです。

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豆まきのための重要な道具、大豆。なぜ大豆がこれほど重要視されているのでしょうか。大豆はもともと満州が原産地とされています。中国ではしたたかな生命力をもつこの穀物を重要視し、しだいにまじないの中に取り入れていきました。それが日本でも受け入れられたようです。
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節分に使われる豆は煎られて用いられますが、春を迎えるにあたり五行思想により春が苦手とする金気を封じるために火で煎って、その豆を投げつける、つまり痛めつけるということが鬼門封じと重なって今ある形になったとも考えられます。
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1月